文学フリマ東京35 【終了】

文学フリマ東京35 【終了】

終了から1週間も経ってしまいました。

大変遅ばせながら、文学作品展示即売会「文学フリマ」東京開催にお足をお運びいただいた皆様、大変ありがとうございました。
当方のブースに足を止めてくれた方、チラ見をしてくれた方、フライヤーをお持ちいただいた方、その上ご購入までに踏み切ってくれたお方、感謝の言葉もございません。
本当にありがとうございました。
ふたを開けたら当日は過去最大の入場者数、大変な人出を垣間見て震えました。きっと皆様方においても楽しめた1日だったのではないでしょうか。

初見で足を踏み入れて、このイベントに参加してみたい、と計画を始めてから、意を決して出店希望を提出した後での病気の拡大蔓延。
開催が危ぶまれながら、何とか開催にこぎつけてくれた、初めての文学フリマ参加を経て。
なんだかんだで、東京開催に5回目の連続参加を果たした現在です。

そこを目指していないとはいえ、景気のいいサークルや売り手さんのお話にはチクリとしてしまうのが正直な感情なのですが、自分が好きなようにお話を書いて、また見ていただける機会は、自分にとっては文学フリマぐらいなものですから、あまり考えないようにしています。

当初は、「1回だけ参加できればもう充分」と考えていた自分を「最低でも10回は参加しないと意味がない」と真剣な表情で諭したのは誰あろう自分の妻でした。
適当にいなされるか静観しているかくらいを想像していた自分は、妻の乗り気な発言に少し驚いたものです。

「こういうものは10回は参加しないと何も残せないものなんだよ」

ライブハウスやお笑いの舞台を片っ端から通い詰めた10代の経験からくる妻の言葉には、なるほど頷くだけの力がありました。熱にあてられたこちらとしては「はあ、そういうものですか」と水木しげる先生の描くサラリーマンのような返事を返すだけでしたが。

次回の「文学フリマ東京36」も参加の意思を表明させていただきました。
何か残せるものはあるのかは解りませんが、文字を書く日常はやはり楽しいので、今はそれで充分な気がします。
機会がございましたら、どうかよろしくお願いいたします。

紹介

ーー東京都大田区。 大田区で育ち、大田区に魅入られた者が、文筆活動をつうじて大田区の魅力を勝手にお伝えいたします。