ようこそ。
この町の不思議は、この書架にあります。
『東京都大田区』
東京都23区の最果てにある、愛すべき下町をモチーフにした、中編、短編、掌編を書いています。
この土地の持つ空気感に、自身の妄想を加えたお話を用意いたしました。
たくさんの方に大田区を知っていただき、また楽しんでいただけたら、本当にうれしいです。
「既刊紹介 -PUBLISHED-」から試し読みができますので、是非ご利用ください。
また、文学作品展示即売会「文学フリマ」というイベントにて、文庫版の頒布もしています。
おもに東京開催の年2回(5月と11月)に出店していますので、ご興味がございましたら是非ご来場いただけますよう、よろしくお願いします。
既刊紹介 -PUBLISHED-
こちらはすべて「Amazon Kindle」で配信中です。
「Amazon Kindle Unlimited」会員の方は無料でお読みいただけます。
是非ご覧ください。
『天国への階段』
大田区幻想奇譚、弐
文学フリマ東京36出店
多摩川の畔で久々の再開を果たした男女ふたり。
懐古に浸る会話の中で、いつしか話題はいま囁かれる噂話へ。
かつての友人の影を追い始めた2人が、最後にたどり着いた真実は。
友人の影を追う「ウサギのバイク」 、海辺で出会った2人の独白の時間を描いた表題作「 天国への階段 」 、 7つに分岐した辻での体験「 暗闇に手を伸ばせば 」 の3篇をお送りいたします。
書籍: 文庫版 (A6)
82ページ (15,198文字)
2023/5/21発行
群衆の中の猫
文学フリマ東京35出店
気が滅入りそうな長雨が続く、梅雨の時期。
ある夢を契機に、カケルの身辺で静かに起こる不思議なできごとの数々。
やがてカケルが経験した事件をきっかけに、日常からは、まるで遠い世界に身を置くことを余儀なくされる。
これは、望まずして獲得した能力に翻弄されながらも先へ進む、ある青年の物語。
書籍: 文庫版 (A6)
264ページ (55,235文字)
2022/11/20発行
『賢 治』
第33回文学フリマ東京出店
通い始めた学校にも慣れ、夏を前にしたある日。
少年・賢治には、誰にも語ることがない過去があった。賢治の過去にある記憶、事件。
賢治が願うただひとつの幸い、「普通」は、日常の歯車が小さくずれただけで、少しづつ非日常へと変貌してゆく。
賢治の過去に触れ、「普通」の日常が侵害されたとき、彼は静かに動き出したーー。
これは少年の身の回りで起きた、夏が近づいた季節、数日間の出来事。
書籍: 文庫版 (A6)
122ページ (23,928文字)
2021/11/23発行
『-Where do I begin-』
~大田区幻想奇譚異見~
第32回文学フリマ東京出店
『邑』は今、かつてない危機に瀕していた。
肥沃な土地に進軍する敵に対し、皆を守護する戦士として、若者は争いに身を投じる。
若者が見た生と死、決着のその先に待っていたものとは。
表題作 「Where do I begin」 のほか、 集落を襲った獣の追跡劇とその顛末を書いた 「Livin’ on the edge」 、少年と少女が星降る土地への旅のなかでの経験をつづる 「Hello,goodbye」 の3篇をお送りいたします。
書籍: 文庫版 (A6)
156ページ (31,378文字)
2021/5/16発行
大田区幻想奇譚
第31回文学フリマ東京出店
空港で搭乗を待つ、男女ふたり。
フライトのトラブルに巻き込まれた2人は、就航先が表示されない搭乗口で、当てのない飛行機を待ち続ける。
男が自分の違和感に気づいたとき、本当の行き先が明らかになる。
フライトを待つ男女「空港にて」 のほか、河川敷をねぐらにする男たち3人の一夜を描く「 ナイト・オブ・ザ・リバーサイド・プレイス 」 、 最果ての海で男が見たもの 「 約束 」 の3篇をお送りいたします。
書籍: 文庫版 (A6)
152ページ (32,679文字)
2020/11/22発行